現在、日本のドラマ・映画で活躍している、韓国出身の人気女優シム・ウンギョンさん。
地元韓国では最優秀主演女優賞をはじめ数多くの賞を受賞するなど大活躍のシム・ウンギョンさんですが、2017年からは活動の場を日本に移し活動しています。
日本での演技も大変評価が高く、各賞を受賞し、日本在住の韓国出身の女優として数多くの作品に出演しています。
作品の中で日本語で演技をされているのですが、数年前に来日したとは思えないような流暢な日本語を話していて、注目を浴びています。
今回は女優のシム・ウンギョンさんの日本語が上手な理由と、韓国で確固たる地位を築いている中、活動の場を日本に移した理由について調べていきます。
シム・ウンギョンの日本語を動画でチェック
映画『新聞記者』の舞台挨拶と予告編
シム・ウンギョンさんが2019年に映画『新聞記者』に出演した際の予告編です。
動画冒頭の舞台挨拶の時の発音も文法も単語も使いこなせていて、とても流暢な日本語を話していますね。
頭の中で日本語を組み立てて話しているのがわかります。
演技は韓国で子役時代から大活躍していたので、演技力で日本語がとても自然に感じます。
日本アカデミー賞受賞時のスピーチ
映画では最後の松坂桃李さんとの
シーンが印象的だったけど
やっぱ映画っていいな❤︎#新聞記者 #シムウンギョン さん#日本アカデミー賞43 #最優秀主演男優賞 #最優秀主演女優賞#最優秀作品賞 pic.twitter.com/NyAfY0bFst— ericoco (@0711E) March 6, 2020
シム・ウンギョンさんが2019年に、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した時のスピーチです。
この時は流石に感情がたかぶって、たどたどしい感じはありますが、とても聞き取りやすい日本語を話されていますよね。
シム・ウンギョンさんの性格や内面がわかるような、真面目で丁寧で一生懸命な感じが伝わって来ます。
シム・ウンギョンの日本語が上手な理由は?
中学生の頃から、日本映画に興味を持っていたシム・ウンギョンさん。
日本の事務所と契約をした2017年頃から本格的に日本語を勉強し、約1〜2年間で日本映画の最高賞を受賞できるほどの日本語をマスターしているということになります。
友人の影響で、日本の音楽も昔から好きで、山下達郎さんや竹内まりやさん、高校生の時には安室奈美恵さんや嵐の曲をよく聞いて育ったそうです。
シム・ウンギョンが日本で活躍する理由は?
シム・ウンギョンさんは中学生の頃から岩井俊二監督や是枝裕和監督の映画に影響を受け、いつか日本でも仕事をしたいという気持ちを持つようになり、2017年に日本の芸能事務所と契約し日本での活動を始める。
岩井俊二監督の代表作
1995年『Love Letter』、『スワロウテイル』
2001年『リリィ・シュシュのすべて』
是枝裕和監督の代表作
1999年『ワンダフルライフ』
2004年『誰も知らない』
2013年『そして父になる』
岩井俊二監督の1995年『Love Letter』は韓国で特に爆発的な人気を呼んだので、シム・ウンギョンさんもこの作品で強く日本映画に影響を受けたのかもしれません。
是枝裕和監督は近年では2018年に『万引き家族』が日本映画賞を総なめしましたよね。
シム・ウンギョンのプロフィール
本名:シム・ウンギョン
国籍:大韓民国
生年月日:1994年5月31日 26歳(2020年時点)
身長:160.5cm
事務所:ユマニテ
2004年、10歳で韓国で子役デビューし、数多くのドラマで主人公やヒロインの幼少期役の常連として活躍。※上の画像のシム・ウンギョンさんの子役時代、可愛すぎます♡
2006年、12歳でKBS演技大賞青少年演技賞を受賞し、韓国では『子役スター』と称され人気子役となった。
その後成人したからも数々の話題作に出演し、韓国にて最優秀主演女優賞など多くの賞を受賞する。
その後日本においても、舞台・映画に出演し、2019年に松坂桃李とW主演を務めた映画『新聞記者』にて、『日本アカデミー賞最優秀主演女優賞』など数々の優秀主演女優賞を受賞する。
まとめ
シム・ウンギョンが日本の映画・ドラマに出る理由は?
韓国で子供の頃から、日本の岩井俊二監督や是枝裕和監督の映画に影響され『いつか自分も日本で仕事がしたいと思ったから』
シム・ウンギョンの日本語が上手な理由は?
韓国で子役・女優として活躍後、日本の事務所と契約をし、女優としての活動が決まり日本語を本格的に勉強したため
現在、日本のドラマでレギュラー出演するほどの活躍を見せているシム・ウンギョンさん。
子供の頃の夢『日本で仕事がしたい』を行動力と強い信念で実現し、現在も日本で活躍し続けているので、すごいことですよね。
韓国でのスター女優としての立場に甘んじることなく、日本で挑戦を続けるシム・ウンギョンさん。
今後も韓国出身の日本語もでき、演技力もある、貴重な存在の女優として、益々活躍されるのを期待したいですね。