ドラマや映画などで活躍した俳優の田村正和さんが、2021年4月3日に心不全のため東京都内の病院で死去していたことが発表されました。
数年前に引退宣言し、最近は表舞台に出ていなかった田村正和さん。
亡くなった今、改めて過去のドラマや映画などの作品が注目されています。
中でも田村正和さんの若い頃のイケメンぶりや、紳士で品のある佇まいなど、唯一無二な雰囲気そのもので、ファンだった女性も多くいました。
そこで今回は、田村正和さんのデビューから近年までのドラマや映画の代表作一覧を年代別にお届けしたいと思います。
特別編で田村正和さんのCM集もお届けします。
かなり懐かしい作品がいっぱいです。当時の共演の女優さんたちにも注目して下さい。
【顔画像】田村正和の若い頃が超イケメン!ドラマ一覧を年代別まとめ
上の画像、初めて目にした人も多いかもしれません。
ファッションショーのモデルのような雰囲気の田村正和さんです。当時は髪がウェーブのロングヘアーだったんですね。
田村正和さんと言えば、二枚目でイケメンなのに、代表作の『パパはニュースキャスター』のような、どこか頼りなくて憎めないお父さん役などコミカルな三枚目もこなす唯一無二の俳優さんです。
三枚目も演じつつ、『ニューヨーク恋物語』のように正統派のダンディーな男性を演じ、田村正和さんがいることでドラマを一気に大人な雰囲気にしてしまう、そんな存在でした。
日本を代表する歌舞伎俳優で映画俳優だったお父様の阪東妻三郎(ばんどう つまさぶろう)さんの血を受け継ぎ、若い頃は映画や時代劇を中心に出演しています。
それでは早速、田村正和さんの若い頃のイケメン画像をドラマ・映画一覧にして年代別に見ていきます。
【顔画像】田村正和の若い頃20代
田村正和さんは、お兄さんの田村高廣(たむら たかひろ)さん主演の映画の撮影現場に見学に行った際に、勧められて同映画の端役でデビューします。
これだけ美しい見た目と雰囲気なので、お兄さんとともにイケメン兄弟として当時から有名だったでしょうね。
その後、成城学園高校在学中に、映画『永遠の人』で本格デビュー。大学卒業まで、学業と両立して映画やドラマに出演します。
1969年:『黒薔薇の館』(26歳)
現在の美輪明宏さんが、当時『丸山明宏』さんという芸名で妖艶な女性を演じています。
田村正和さんと美輪明宏さんの2人が、男女の深い関係になっていくストーリーです。
お二人ともとても美しくて妖艶ですね。
1972年:『眠狂四郎(ねむり きょうしろう)』(34歳)
眠眠狂四郎(ねむり きょうしろう)は、小説・映画・ドラマ・漫画・舞台と作品として長い間親しまれた作品で、田村正和さんは1972年〜1973年までドラマで主演をしています。
お父様の阪東妻三郎さんの息子さんなので、殺陣はお手のものだったでしょうね。
【顔画像】田村正和の若い頃30代
30代に入った田村正和さんは、さらに時代劇中心に出演していきます。
20代と比べて、さらに妖艶さが加わった田村正和さん。早速、見ていきます。
1977年:NHK時代劇『鳴門秘帖(なるとひちょう)』(34歳)
30代に入った田村正和さんは、1977年5月〜1978年3月まで放送された、現在のNHK大河ドラマにあたる時代劇の主演を務めます。
共演者には、森本レオさんや原田美枝子さんの名前がありました。
当時、NHKの時代劇は日曜ではなく、金曜の20時に放送されていたようです。
1978年:『若さま侍』(35歳)
30代の田村正和さんの時代劇の姿を見ていると、現在も時代劇で活躍されている京本政樹さんに雰囲気が似ています。
顔つきや仕草、体型、あと上品さもあり、紳士的な雰囲気など、共通するものがあります。
ゲスト出演者には、中尾彬さん・池波志乃さん夫妻、風間杜夫さんなどが出演されています。
【顔画像】田村正和の若い頃40代
40代に入った田村正和さんは、これまでと全く違った現代劇=ドラマに出演していきます。
現在の40代以上の人には懐かしい作品がたくさんです。それでは見ていきましょう。
1984年:ドラマ『うちの子にかぎって…』(41歳)
小学校を舞台にした学園ドラマで、自由奔放な子供たちが騒動を起こし、担任である田村正和さん(役名は石橋徹先生)を困らせます。とっても懐かしいストーリーですね。
田村正和さんにとってはそれまでのイメージを全く違う三枚目の役で、田村正和さんにとってターニングポイントの作品でした。
ちょっと頼りない優柔不断で生徒に振り回される小学校の先生役が見事にはまり大ヒットし、田村正和さんがホームドラマに立て続けに出演をしていきます。
【ドラマのオープニング主題歌】
チェッカーズ『星屑のステージ』
かなり懐かし人が多いのではないでしょうか?
このドラマのヒットのおかげでチェッカーズも人気歌手の仲間入りを果たしています。
1986年:ドラマ『ニューヨーク恋物語』(43歳)
フジテレビ系列の『木曜劇場』のドラマで、ニューヨークで暮らす8人の男女達の儚い姿が描かれた物語。
田村正和さん、先程の先生役とは全く違うダンディーな役どころです。
【『ニューヨーク恋物語』出演者】
主演:田村正和
恋人役:岸本加世子
他の共演者:真田広之、柳葉敏郎、桜田淳子、五十嵐いずみ
共演者を見るだけでも、かなり懐かしいですよね。
ちなみに、同じフジテレビの『とんねるずのみなさんのおかげです』のコーナーの「それいけマサカズ!」では、このドラマをパロディー化しています。
とんねるずの石橋貴明さんが田村正和さん、木梨憲武が桜田淳子さんのモノマネをしていました。
1987年:ドラマ『パパはニュースキャスター』(44歳)
田村正和さんは独身主義のニュースキャスター・鏡竜太郎(かがみ りゅうたろう)を演じています。
その田村正和さんの元に、12年前に酒の席で口説いた3人の女性との間に出来た娘が現れ、いきなり3人の父親になるというコメディドラマ。
イケメンなのにだらしないパパ役がピッタリの田村正和さん。
3人の娘の名前が、みんな『愛』と書いて『めぐみ』という名前で、3人の娘がいつも揃えて名前のフレーズを言っていました。
【ドラマのオープニング主題歌】
本田美奈子「Oneway Generation」
1991年:ドラマ『パパとなっちゃん』(48歳)
結婚間近の娘(小泉今日子さん)とその父(田村正和さん)の関係を描いたドラマです。
もうすっかりパパ役が板についた田村正和さんと、当時20代の可愛いキョンキョンが親子役でした。
共演者には、ダウンタウンの浜田雅功さんや小泉今日子さんの彼氏役で大江千里さんなど意外な人が出演していました。
【ドラマのオープニング主題歌】
小泉今日子 『あなたに会えてよかった』